SMAP謝罪会見の異常さは『夫婦の離婚』に例えるとよく分かる
マスコミと世論で温度差があまりにも違い過ぎる今回のSMAP解散騒動と謝罪会見。
マスコミはジャニーズ事務所を配慮してなのか「無事、解散回避」的なニュアンスの報道が多いですが、世論は「なぜ事務所に対してテレビで謝罪させる。まるで公開処刑・パワハラではないか?」と深刻にとらえる声が多いです。
もちろん、私の意見も後者に準ずるものです。明らかにおかしな会見でしたからね。
ファンに迷惑を掛けたという理由での謝罪なら、SMAPを代表してリーダーの中居が謝罪するだけで良いのです。でもなぜか、木村以外のメンバーが個別に謝罪していくという形式。明らかにおかしいわけです。
そもそも今回の騒動、「夫婦の離婚」のようなものなんですよね。
SMAP解散騒動の原因は「夫婦の離婚」問題と同じである
まず、解散騒動の原因は派閥争いにあります。
ジャニーズには「ジュリー」派と「飯島」派の2つの派閥があります。
この2つの派閥は離婚直前の夫婦のようなもの。
ジュリーは副社長メリー喜多川の娘で、飯島はSMAPの育ての親です。
ジュリーと飯島は次期社長の座を争っていました。メリー喜多川は可愛い娘を次期社長に指名し、反対勢力の飯島を解雇したわけです。
いわば、夫婦が離婚した状態です。
となると当然、「ジュリー(父)と飯島(母)どちらに付いて行くか?」 とSMAP(子供)は決断を迫られるわけですよね?
そして、木村を除くメンバー4人は飯島(母)に付いて行くことを決断しました。
その後、何が起きたのかは分かりませんが、SMAPはジャニーズ事務所に対して公開謝罪をさせられるわけです。
母親に付いて行くことを決断した子供が、父親とその親族に謝罪をさせられているですよね。普通に考えて異常です。
父「なんで俺についてこなかったんだ。謝罪しろ!」
子「お母さんに付いて行ってごめんなさい…。」
母「…」
こんなやり取りが全国ネットで晒されたんですよね。
本来なら離婚する原因になった父母が子供に謝罪するべきところを、子供が父親に謝罪しているんです。これを異常だと思わない人はいないはずです。
これは家族間ならDVですし、社会ではパワハラです。こういった芸能界の悪しき体質を見過ごしてはなりません。
今回の騒動はメンバー5人が全員が被害者です。どちらかを選ばざるを得なかったわけですからね。